1. |
空が落ちる
04:32
|
|||
空が落ちる
いつもの様に 草原へと寝そべり
満天の星の下で 優しく微笑む貴方
星の精液と 空の糞が混じり合い
無辺の広がりの中で 痛みに涙流す
滲む痛みに 広がる頭上のアンモニア
芳しい匂いに誘われ 狂乱に酔い躍る
美しく舞う肢体は 穹窿の大空を裂き
開かれた死女の瞳は 艶やかに愛を語る
嗚呼、空が落ちる
無垢な亡骸の傍で私は狂気と歌う
躍る肉 喜び浸り 美しい禁忌を犯す
彷徨う放蕩の刃 永遠の停滞に抗い
叫びの形を借りて 無限の空虚へ吠える
|
||||
2. |
白昼の幽霊
03:55
|
|||
白昼の幽霊
すべては過去に在るのでしょうか?
それとも未来に在ったものなのでしょうか?
どれほど問い掛ければ良いのでしょうか?
それとも答え続ければ良いのでしょうか?
終わりがないから 始めることもできずに
すべては過去に進むのでしょうか?
それとも未来に戻るものなのでしょうか?
正しきものなどあるのでしょうか?
それとも悪しきものだけがあるのでしょうか?
形がないから 壊すこともできずに
世界に遺棄された感覚
それが私というものなのね
居場所を求め 嘆きながら
救いを求め 彷徨う幽霊
楽しめないのかい? 悲しめないのかい?
私は理由を見つけられない
問えば問うほど 全て消えゆく
だけど私は狂えない
すべては過去に在るのでしょうか?
それとも未来に在ったものなのでしょうか?
正しきものなどあるのでしょうか?
悪しきものだけがあるのでしょうか?
どれほど問えば良いのでしょうか?
答え続ければ良いのでしょうか?
私は螺旋のように 落ちていき老いていく
今一度、今一度、今一度、そう意思すればするほどに
これが最後、これが最後、これが最後と覆る
今一度、今一度、今一度、そう意思すればするほどに
これが最後、これが最後、これが最後と覆す
始めることすらもできずに嘆き
形がないものを壊そうと試みて
永遠の今に 眠れないと
虚しく彷徨い歩く 私は白昼の幽霊
|
||||
3. |
忘れたい、忘れたい。
03:27
|
|||
忘れたい、忘れたい。
眠れぬ錯乱の夜が明けるまで、
敵を切り刻み、目を抉りたい。
眠れぬ紊乱の夜が深けるまで、
腑引き裂いて、踏み躙りたい。
でも、骨だけは許してあげよう。
忘れたい、忘れたい。
ごめんね、ごめんね、ごめんね。
忘れたい、忘れたい。
愛しいあの人よ。
天使のペニスと私の聖なる血。
猛り狂う獣と傅く女も同等さ。
腐敗した祈りに狂おしい断末魔。
眠れぬ死産児の 夢見る生まれぬ、心地よさ。
貴方がいる限り、私の夜は明けないけど
でも、骨だけは許してあげよう
忘れたい、忘れたい。
ごめんね、ごめんね、ごめんね。
忘れたい、忘れたい。
愛しいあの人よ。
|
||||
4. |
太陽の鍵
03:35
|
|||
太陽の鍵
老いた赤子と
月の瞳
閉じ合わせれば
太陽の鍵
鳴るは鐘の音
遊ばせるままに
遠い日の記憶と
君の残滓
汚泥に揺蕩う
真っ赤な魚
そり返る乳房が
臍の緒を食べる
時の祝福
空の葬列
七度遊べと
許されし左
涙を飲んで
血液を飲んで
腎水を飲んで
母の子宮へ還る
|
||||
5. |
花 ~ 悪徳のサキュバス ~
08:27
|
|||
花 ~ 悪徳のサキュバス ~
人は悦びからは 生まれないわ
道ゆく花売りが そっと私に囁く
それは太陽のように それは夜のように
互いに求め合い 殺し合う恋人達
春の野原から 遠く響く
白痴の嬌声が そっと私を擽る
何も知らずに ただ何も感じず
繁栄の願いに そっと身体を重ね
報われぬ種を撒いていきましょう
咲くことない花に思いを寄せて
花はびらびらびらと 女陰をひろげながら
淫靡な香りで 虫ケラを騙す
Oh, Lilith
花は悪徳のサキュバス
生まれぬ胎児を殺し 揺蕩う眠りへ
安らかに終わらせる 因果が全てならば
どんな喜びでも どんな笑顔でも
私は捨てられる 他ならぬ君のために
報われぬ種を撒いていきましょう
咲くことない花に思いを寄せて 今
産まないで 咲かないで 実らないで
悲しいボレロ 苦しむ声を
虚無が紡がれてくんだ今日も
人は悦びからは 生まれないわ
道ゆく花売りが そっと私に囁く
それは太陽のように それは夜のように
互いに求め合い 殺し合う恋人達
報われぬ種を撒いていきましょう
咲くことない花に思いを寄せて 今
花はびらびらびらと 女陰をひろげながら
淫靡な香りで 虫ケラを騙す
Oh, Lilith
花は悪徳のサキュバス
この腐った世界に 生まれ来るくらいなら
どうかこの私と 一緒に踊りましょう
This love for all the unborn children’s dream,
So I masturbate!
|
||||
6. |
暗い日曜日(美輪明宏 Cover)
06:48
|
|||
暗い日曜日
愛と苦しみの唄を呟き
二人暮らした部屋に戻る
腕に花を山と抱えて
私を捨てたあんたの為に
声を殺して咽び泣くの
嵐の呻きを聴きながら
暗い日曜日
待って待って待ち疲れたら
ある日曜の午後に死のう
死んでも開いてる私の目を見て
どうか恐れないで欲しいの
それはやっと帰ってくれた
愛しいあんたを見る為に
開いてるんだから
その目はあんたに告げてるだろう
生命よりも愛していたと
Sombre Dimanche
|
Streaming and Download help
If you like Gusoh, you may also like:
Bandcamp Daily your guide to the world of Bandcamp